2013/09/07 22:44:48
遠目には美しく見えますが、細部を見るとずいぶん傷んでいます。
しかも、言うのは憚られますが、このギターの「素材」はともかく、今見れば「造り」が雑ですね…。
ナットは牛骨ですね。
1弦の溝なんて崩れかけているようです。
フレットもすり減っているのがわかります。
ポジションマークはメキシコ蝶貝というものらしいです。
指板は……ローズウッドかな?
たぶんそうでしょう。
そして何より、
浮いているブリッジです。
無知な私は応急処置としてG17というボンドで仮止めしたようです。
恥ずかしい!!
ちなみに黒いブリッジピンの向こうに見えている弦を受ける白い部分(サドルといいます)も牛骨です。
このギターも晩年は音が合いませんでした。
その原因は主にサドルとナットの摩耗のようです。今ならわかります(笑)
経年劣化というヤツですね。
皆さんも「最近、チューニングが合わへんなぁ」と思われたらリペアマンにサドルとナットを製作してもらいましょう。まあ、リペアの専門家ならそれくらいわかっていらっしゃるのでお任せしたらよろしい(笑)
だいたい3年(毎日よく弾く人)~5年(日常、あまり弾かない人)でサドルとナットは交換しないとチューニングが合わなくなるようですよ。
しかも、さらに恐ろしいことに!!!
ネックの付け根がっ!
ひび割れっ!
これもアホな私はG17で接着したものの…
完全に骨折状態ですっ!
ネックを外して再接合するとなると……
とんでもない修理代がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~
でも、ひとまず専門家に見てもらう以外ないと思います。
いざというときは覚悟を決めましょう。
これって、ほんとうに蘇るんでしょうか………
ええい!
修理に出しちゃえ!
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