2013/07/18 14:17:51
全てはこの1通のメールから始まりました。
2011年3月2日 午前3時05分、会社のHPにこんな書き込みがありました。
『突然のメール、なにとぞご容赦ください。私は岩鶴恒義と申します。(中略)
私は昭和49年に大阪府立勝山高等学校というところを卒業しました。
在学中はフォークソングクラブに在籍していたのですが、(中略)
今年、ほぼ28年ぶりにOB会を実施すべく準備をしています。
が、なにぶん最後に開催したのが28年も前で、もうすでにOBの消息も杳として知れず、現在「OB会開催準備委員会」を作ってOBの消息を一件ずつ尋ねている最中です。
さて、つきましては、私のクラブの先輩である21期生に、山縣慎司様というかたがいらっしゃいました。
山縣様は私より5年先輩で、私が直接ご謦咳に接することはなかったと思うのですが、たまたま御社のサイトに同姓同名の「山縣慎司」様のお名前を拝見し、おそらく当クラブのOBでいらっしゃるのだろうと推察した次第でございます。
そこで、誠に不躾なのですが、この「山縣様」が「勝山高校21期卒業生の山縣慎司様」でしたら、OB会開催の準備のために、なにとぞ当方にご連絡くださるようにご伝言をお願い申し上げたいのです。(中略)ちなみに21期の先輩は全く消息がつかめておりません。
突然、このようなメールをお送りして申し訳ございません。
またおそらく様々にお手を煩わせることになろうかとも存じますが、何卒事情ご賢察くだされば幸甚です。末筆ながら御社のますますのご発展をお祈り申し上げます。』
会社のHP班からこのメールが僕に転送されてきたのは、同日、午前8時過ぎのことでした。
(続く)
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