この捜査対象となっているかたを仮にAさんとしておきます。
勝山高校の卒業生ならご存知でしょうけれど、「名簿」には、勝山高校が発行する「同窓会名簿」とその学年の「生徒名簿」というのがあります。
以前にもこのブログに書きましたが、私は、ある同期生の形見分けで頂戴したものと合わせて、発行年度の異なる3冊の「同窓会名簿」を持っております。
Aさんの連絡先情報はもっとも古い同窓会名簿にしか掲載されていなくて、当時は住まいも大阪府南部になっています。
その後の同窓会名簿にはお名前の記載はあるものの、ご所在がすでに不明になっています。
そこで、Aさんが卒業なさった大学はわかっていましたので、ゴリ押しの得意な私は、その大学の同窓会にも消息を尋ねましたが、そちらにも「情報はない」とのご返事を頂戴しておりました。
「こうなったら高校在学当時の生徒名簿で、ご実家をまずは調べてみよう」
と考えました。
そこで、あるOB(仮にお名前を「本○」としておきます)が当時の生徒名簿をお持ちであることを覚えていたのでお尋ねしたところ、西成区の某住所をお教えくださったのです。これが当時のAさんのご実家ですな。
さすがに相当に古い情報ですので、地名も変わっています。
私は西成区役所に問い合わせて、現在はどのように変更されているのかを確認して、地下鉄四つ橋線「岸里」駅に降り立ちました。
(何の面白みもない画像)
久しぶりの駅ですが、ずいぶん新しくなっていますねぇ~!
自動で昇降する階段まで設置されています。
さて・・・いよいよご実家があったと思しき場所を訪ねてみます。
事前にだいたいの方向は確認しておりましたので、そちらに向かいました。
「こうつと・・・ここはまだ○丁目やな・・・×丁目っちゅうたらえらい遠いんかいな・・・。おっ、郵便屋さんや・・・。あのぉ、すんません。ちょっとおたんね申しまっけど、×丁目っちゅうたらどの辺になりまっしゃろ?」
「×丁目? それはあっちにまぁーっすぐ行って住吉から船に乗って・・・」
「なぶったらあきまへんで!」
「うそうそ。あの高架の向こう側がもう×丁目ですわ」
ほんまになぶりやがってどんならん奴っちゃ。
と、その×丁目に参りましたら、えらいせせこましいところに何軒も戸建て住宅が並んでおります。
そのうちのあるお宅の前に差しかかりますと、中年の女性が御自宅から出ていらっしゃるところでした。
そのご自宅、結構古いたたずまいでしたので、こりゃ幸いと声をかけました。
「えらいすんません。このあたりに昔、」
「いや、結構ですわ」
「何も言うてまへんがな。西成っちゅうとこはジャラジャラした人多いんかいな・・・。いや、昔、この辺にAさんというお宅があったんご存じありまへんか?」
「いやぁ、知りませんなぁ」
「はぁ・・そうでっか・・・・。いや、えらい昔の話で申し訳ないんでっけど・・・」
「私もここに来て30年ほどになりますけど知りませんなぁ・・・」
(と、言うことは・・・30年前にはもうここにはAさんのご実家はなかったかも知れんということやな・・・・)
ひとまず表札を一軒ずつ見てまわりました。
(つづく)
クラブでは毎年6月に「カルティベート・コンサート」という定期コンサートを視聴覚教室で開催していました。
【cultivate】は「耕す」という意味で、cultureの元になっている言葉です。つまり「耕して歌の心を植え付け、根づかせよう」という意味のネーミングだそうです。いいですね!
(昨年のOB会がきっかけでわかったことですが、この定期コンサートの企画立案者は22期の谷村さんだったのですね。こういう先輩がいらしたことが、実は後日、私に大きな影響を与えることになりますが、それはのちのお楽しみということで・・・。え? 楽しみにしてないっ?!)
私たちのバンドはこの定期コンサートへの出演権をクラブ内の「選考会」(オーディション)を経て見事手に入れました!
そして何もわからないまま本番に臨みました。
この本番のことは本当にさっぱり覚えていません。
ただ・・・・
このオーディションに向けての練習中、私には、ある黒い目論見が生まれていました。
以前にも申し上げたように中2病の私は「プロミュージシャン」を目指していたのですが、他のメンバーを観察しているとそういう意識で練習しているように感じないのです。中でもDとMの2人の男性メンバーには練習や音楽に対する熱意を感じませんでした。
ある日の下校時、帰りのバスの中、私は中学の同窓生で、バンドのメンバーであるDに疑問をぶつけました。するとDは案の定、「趣味の活動のままでいい」というではありませんか。それを聞いた私は「このままでは私も単なる趣味人として終わってしまう」と焦りました。
「いまのメンバーで活動していてはいけない」とも考えたのです。
私は練習期間の途中から本番の日まで「どうやってDとMをバンドから外すか」ということにばかりに屈託し始めました。
そしてカルティベート・コンサートが終わってほどなく、私はある強い決意でバンドの練習を止めて話し始めました。
「バンドを解散しようと思う」
あまりに唐突だったので他のメンバーが驚いたことは言うまでもありません。
さすがに女性陣も理由を尋ねます。
私は正直に自分がプロになりたいことを話しました。
しかしそれは「解散の理由」にはなりません。
本音で言うなら
「プロを目指さない者とは一緒にやれない。それはDとM、お前らのことじゃ!」
ということなのです。
しかし「解散」ではなく、せめて私は
「自分はこのバンドを抜ける」
と言えば良かったのです。
いや、実はもう記憶が曖昧なのですが、それも言ったように思います。
そうです。
「解散しないなら自分が抜ける」と言ったようにも今は思えるのです。
しかし他のメンバーは納得しませんでした。特に女性陣は私の本音を聞き出そうとするのです。
やがて、彼女達の理由の追及に苦しんだ私はとうとう、とんでもない思いつきの一言を発してしまいました。
「女性とやっているとうまくならない」
卑怯な私は「女性メンバーの存在」に問題の本質をすり替えてしまったのです。
このあとのことはもう思い出せません。思い出したくないのかも知れません。
ただ、メンバーの女性陣にはほんとうに済まない事をしてしまいました。
なぜあのときDとMの二人だけに「このバンドをやめてくれ」と言えなかったのでしょう。もしかすると同窓生のDとの今後を考えた私の保身だったのかも知れません。なにしろ私たちは同じような時間帯のバスに乗って登校し、また同じ地区に帰る生活を送るのです。その気まずさを想像したのかも知れません。
しかし、これをきっかけに私の目論見とは違いましたが結果的にバンドは解散しました。
そして私はほどなくソロ活動に入りました。
やがてあのときのメンバーも徐々に退部して行きました。
気がつくと、秋の文化祭では1年生は私一人の状態にまでなってしまったのです。
入部して半年が過ぎていました。
(つづく)
やる事もなくボーとしていた時、ふとDVDを見たくなりました。
2011年6月4日・・・
“大阪府立勝山高等学校 フォークソングクラブOB会
於:ライブ&ステーキ《AMZ》
2011年・秋
“The Remains Of The Day ~日の名残り~”
2011年11月26日
“歌声パーティー2011 於:Caffe GRASSO”
3枚のDVDを取り出し、もう何回目かも分からない
一人鑑賞会を開きました。
「そうか、もうあれから1年3ヶ月も経つのか・・・」
一人、感傷に浸りながらじっと画面に見入っていました。
「今度はいつかな?」
今朝、いつものようにブログを開くと、
なんと辻岡君からの書き込みが…
「そうなんだ、俺だけじゃなく色々な人が、色々な事を考えてるんだ」
と思うと、余計に
「いつやんねん?」と
、使い慣れない大阪弁が頭の中を駆け巡ります。
まだまだ暑い日が続いていますが、
来週あたりから、そろそろ秋?
今以上に感傷的になりそうです。
21期・山縣慎司
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山縣 様
ご投稿ありがとうございます m(__)m
山縣さんはほんとうにあれらDVDをよくご覧くださっていますねぇ!!
たぶん福山さんも、そして私も喜んでおります!
全体のOB会は・・は、は、は、は・・と笑ってごまかすしか・・・(笑)
いまから決めておきましょうか?
日取りだけ・・・・(笑)
でもなぁ・・・毎年オリンピックというのも興ざめですしね・・・・
選手(OB)も大変でしょう・・・・?
それにやっぱり消息不明(もしくは不参加)の人が多い期もありますしねぇ・・・・・
ひとまず幹事会を開きましょうか?
は、は、は、は・・・・・・・はくしょん!
2012年8月23日、私たち勝高生のターミナルであるアベノで開催いたしました。
残暑厳しき折からご参加くださった2名のOBにお礼申し上げます。
当日は私を含めて総勢3名という、比較的リーズナブルというか、フレンドリーというか、まあそんな雰囲気の中で大いに3人で旧交を温め、盛り上がりました。
待ち合わせをしたのはJR天王寺駅の中央改札です。
18時きっかりに集まった私たちは3人でぞろぞろと地下鉄御堂筋線のほうに降りて、そこから右に曲がり、一路、ショッピングモール「Q's(キューズ)モール」へ!!
このQ'sモールの4階にある「梅蘭」(バイラン)という中華料理屋さんが一次会の会場です。
メンバーの一人である工藤さんがiPadをお持ちで、それでまず記念の集合写真を撮りました。
(工藤さんが撮影しているので写っていません)
幹事である私は早速、店のお兄さんに流暢な中国語で、
「あの~すんまへん。予約してたイワツルでっけど」
「アア~、ハイハイ! 120メイサマデスネ?」
「それが…欠席がぎょうさんいてましてなぁ~3人でよろしおま」
「アア~、ハイハイ! 3メイサマデスネ?」
とすんなり席に案内してくれました。
私たちが注文したのは「30品から選べるディナー」というものです。
これは30品の中から任意の
4品を選ぶと一人¥1,700-
6品を選ぶと一人¥2,500-
というリーズナブルなものです。
私たちが選んだのは
①梅蘭やきそば
すみません…。写真を撮り忘れたのでサイトから拝借しました。
玉子焼きに見えるかも知れませんが、これはパリパリに焼いた焼きそばです。麺の下に野菜炒めが入っています。ボリュームありますよ!
②鶏肉とカシューナッツの炒めもの
鶏肉、カシューナッツ、ピーマン、タケノコの炒め物です。
③玉子ときくらげの炒め物
④酢豚(画像なし)
それから別注文で
⑤小龍包
ジューシーでしたよ~~!!
(すみません…これもサイトから拝借!)
⑥麻婆豆腐(画像なし)
以上を注文しました。
あと・・・ビールとかウーロン茶を頼んで・・・ひとり¥2,500-でした~~。
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二次会は、同じフロアにある「HUB(ハブ)」というキャッシュオンデリバリーのパブです。
糖尿である私はもうビールはいけません。
ハイボールを注文しました。
工藤さんは・・・・何かカクテルで・・・・前田さんは・・・・ノンアルコールのジュースでした(笑)
「興信所に撮影された瞬間」を表現してみました。
私の携帯で撮影したので、あまりキレイに写っていません。
まあ、いずれの店でも高校時代の話をしてました。
そりゃそうですね。ほかに共通の話題がありません。
でも、結局、「こうなったら工藤さん、26期生学年全体の同窓会を企画しはったらどうですか?」と焚きつけることになったのです(笑)
前田さんも「私のある同期生は、すっごく知り合いが多いからできるよ! 工藤君、がんばって!」と加勢してくれました(笑)
工藤さん、がんばってください!
陰ながら応援しています!
なぁ~んとっ!
ホントに奈良在住のOBから「プレゼントするよっ!」と言っていただいたのですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
いやぁ~言ってみるもんですね~~~。
ついでに言うと、
ハカランダをお持ちのかたは、ぜひ私にそのギターをプレゼントしてください!
m(__)m
さて、話を戻して…
プレゼントの主は24期のT女史です。
T女史は昨年のクリスマス朗読会にもご友人を伴ってお越しくださいました。
改めてお礼申し上げます。
さて、待ち合わせたのはココ!
ずいぶん風景が変わったナンバ高島屋前です。
南街劇場跡地にはマルイが建っていますね~。
そののすぐ右側に見えるのが「戎橋筋商店街」の入口です。
私たちはその戎橋商店街を抜けて、法善寺横丁近くの「アラビヤ」というレトロな喫茶店に行きました。
そこで「あまチュー」の素材になるようなお話をいっぱい伺いました。
いやぁ・・・楽しかったです。
おそらく具体的な内容はT女史が投稿してくださることでしょう(笑)
皆さん、お楽しみにっ!
さて、T女史と別れた私は頂戴した「おだんご」を大事に抱えて帰宅いたしました。
早速の記念撮影です。
オリジナルの袋です。
「扇屋」さんというお店で、これは「だんご庄」さんから暖簾分けしてもらって開業なさっているようです。
近鉄の五位堂駅の近くなのでしょうか?
郵便局前と書いてあります。
ずっしりと重い箱です。
う~ん、これはひょっとして
「当家自慢の山吹の実でございます」
「ほほぉ、それは珍しい」
という会話でも成り立ちそうなモノが入っているのでしょうか?(笑)
じゃぁ~ん!!!
ふたを開けると、きな粉の香ばしいにおいが部屋に充満しました~~~。(ホンマか?)
やっぱり「山吹の実」のように黄色いです(笑)
なにやら口上書きが入っています。
「挽きうす」と書いてあります。これできな粉に挽くのでしょうか?
こんな人生でありたいと願い乍ら心をこめて丸め、
又一本一本丹精に串さしいたしております。
だんご理屈でしょうか、
よろしく、ご笑味下さいませ
「だんご理屈」ってなんでしょう?(笑)
確かに「笑味」できます。
いよいよお出ましでございます。
ああ~、糖尿なのに、食べてもうた~~~!!!!!!
うまい~~~!!!!
ムチャ、モチャ、クチャと・・・・・。
このあとご近所にもおわけしましたが、皆さん一様に「おいし~~~!!!」を連発なさっていました。
中にはやっぱり糖尿なのに「ガマンできなくて・・・食べた・・・」という人もいました(笑)
さて、T女史は例によって他にもお土産をくださいました。
ひとつはこれ!
「アメリカン・マフィン」だそうです。
でかい!
タバコがまだ世間の嫌われ者でなかったころを思い出して、比較のゲージとして並べてみました(笑)
でかいでしょ?
さらに…
「柿の種専門店」かきたねキッチン(by とよす)です。
いろいろな風味があるようです。
T女史、このたびもたくさんなお土産をありがとうございました!
次は……「あまチュー」の投稿をお待ちしております~(笑)
その音はいつなんどき聴こえてくるかわからない。
コツコツコツコツ・・・
でも、その軽やかなリズムと乾いた木の響きは僕の心を浮き立たせる。
コツコツコツコツ・・・
来た========ッ!
コツコツだんごやぁ!!!!!!
上品な白髪の小柄なおっちゃんが手押しワゴンでやってくる。
それを私たち子供は「コツコツだんご」と呼んでいた。
ワゴンの天井部に木の臼がはめ込まれている。
それを杵でコツコツと叩いて自分の来訪を子供たちに知らせているのだった。
注文をすると、白玉のだんごをその臼に入れ、キナコをどっさりとまぶして和え、竹串にさしてくれる。
ちょうど「安倍川餅」のだんごスタイルだと思ってもらえば良い。
キナコと白玉のシンプルなだんごなのだが、
「だんご」
という響きになんとも言えないロマンを感じた私は、いつも心待ちにしていた。
しかし、「いつ来るかわからない」し、子供にそんな物を自由に買えるお金もない。
来たときは思い切って
「お母ちゃん、コツコツだんご買うてエエ?」
とお願いして、許可が出たら買いに行けるのだ。
しかし、いつしかあの上品な白髪の小柄なおっちゃんは来なくなった・・・・。
その理由はわからない。
私たち子供が何か気に障るようなことを言ったり、したのだろうか・・・。
歳月は流れて、勝山高校に入学して、OB会をやって、先日、兄が
「これ、もらいもんやねんけど…」
と、私に紙包をくれた。
ん?
「これ、奈良のお土産でな? いつも知り合いが持ってきてくれはるねん・・・」
と、紙包を開けると・・・・
竹串に刺された安倍川餅????
「うぉぉぉぉ、これ・・・これ、
コツコツだんごやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
死んだ父ちゃん、俺はいま最ッ高に感動しているゼ!」
早速、ガツガツといただいたが、あきらかにあの「コツコツだんご」そのものだった。
ああ~、食い意地が張っていたのか、あまりに興奮したのか写真を撮るの忘れた(^_^;)
ささやかなHPを見つけたので、ご興味のあるかたはぜひドーゾ!
【だんご庄】
http://dango.kir.jp/shop.html
奈良にお住まいのOBにお願いです。
今度、これを私にプレゼントしてください!m(__)m
開催日■8月20日(月)または23日(木)
開会■う~ん・・・18時(午後6時)くらいから
会費■え~と・・・・・ひとり・・・・・¥3,000-くらいっ!(一次会のみ)
会場■アベノ・・・・にしようかなっ!
参加申し込みは岩鶴に直接メールをくださるか、このブログに書き込んでください。
(ブログに書き込まれる場合は、メールアドレス表示をOKにしておいてくださいね)
参加者は現在、ええ~と~、私と工藤さんと前田さんの・・・3人、PPMスタイルです(笑)
あと一人おればブラフォースタイル。
あと二人なら赤い鳥スタイルですね。
あと三人いたら・・・・もうええか・・・。
なにせ人数が少ないので特にフォークソングクラブにはこだわりません。
ついでに言うと、期にもこだわりません(笑)
先輩も後輩もどうぞ~。(これって単なる合コンですね?)
女子テニス部とか女子バレーボール部とか茶道部とか華道部とかでも結構です。
野球部と(当時の)サッカー部はご遠慮ください。
あ、マネージャーはその限りではありません。
皆さん、奮ってご参加ください!
明日から大阪では天神祭が始まる、本格的な夏の始まり。
私はこの暑さにやられ、自宅アパートのドアを開けっぱなしにして、簾をそこに吊るし、さらに猿股パンツ一丁の姿でPCの前にいた。
ちょうどその時、21期のメール好き某OBにお願いごとがあってメールのやり取りをしていたのだ。
なんとかメールだけでその「お願いごと」を承知してもらった私は「ふぅ~」と一息ついて、およそ15分間も禁煙していたので、さて一服つけようかとセブンスターを一本取り上げた時・・・・・・・アパートの鉄扉をコンコンと叩く音がした。
例によって新聞か早起き会の勧誘かと思った。
「はい~」
「あの~すみません~~」
「はい~なんですか~~~?」
と、ここまでは例によっての対応である。すると…
「あの~私~彦根市からきましたMの家内でございます」
??????????
「彦根市??? M・・・・さん????」
そうだぁ!!!!!!
彦根市でMさんと言えば、我が勝山高校フォークソングクラブ22期OBの「Mさん(の奥様)」以外にない!!!!!
そう。鬼籍に入られた22期Mさんの奥様だったのである!!!
ところで私はMさんにも、その奥様にも会ったことが無い!
いわゆる、ひとつの「初対面」である!(by Nagashima & Tatunori)
私は
「ちょ、ちょっと・・・ちょっと待ってください!! 私、今、パンツ一丁なんです」と言わずもがなの言い訳をして、急いでミセステ(見せても良いステテコ)をあわてて着用、さらに白いTシャツまで汗だくで着こんで、やがて何事もなかったかのように・・・・・
「やぁ・・・お待たせしました。わざわざのお運び恐れ入ります」
と渋い声かつベタな大阪アクセントでM夫人を出迎えた。
いやぁ~~~でも~~~参ったな~。パンツ一丁でパラダイス気分の私をうろたえさせるとは・・・・。
「いかがですか? 近くの喫茶店で少しお話しましょう」・・・と
さすがジェントルマンの私は歩いて5分ほどのお洒落なカフェにM夫人を誘った。
ところが・・・・・・ついてない・・・・・。
お洒落なカフェは「準備中」だった。
しょうがないのでその店の前で、西陽に煎られながら22期OBであるMさんの話題に終始した。
聞けば、M夫人は、ご夫君であるMさんの供養にと、何回かに分けて「四国八十八か所」をめぐっておられるそうで、「明日も徳島にお参りに行く」とおっしゃる。
ご夫君への想いの深さを感じる。
ひとしきりMさんの思い出、OB会でのエピソードなどを話合って、やがてお別れの時間となった。
するとM夫人がお菓子のお土産を私にくださると言う。
せっかくなのでありがたく私がそれを頂戴したことは言うまでもないだろう。
そのお菓子が・・・・コレ!!
真ん中にあるのは「フロランタン」(アーモンドなどをトッピングした焼き菓子)である。
このフロランタン・・・・・美味しかった~~~~。
念のために下記にこのお菓子メーカーのチラシを掲載するとしよう。
同様に、彦根に住む方々には彦根城と三中井のお菓子は「心のよりどころ」なのだろうと勝手に推察する。
定めし、住みやすい土地柄なのかも知れない。
M夫人は私どものOB会のために「ご厚志」も下さいましたので、これは次回のOB回までの繰越金としてブタさん貯金箱に入れておきます(笑)
なにはともあれ、彦根市からわざわざ「大阪の天王寺まで」お越しくださったM夫人に心から感謝いたします。
できれば今度はパンツ一丁でないときに再会したいものです。
四国八十八ッ箇所巡礼が、最愛のご夫君との「二人同行」でありますよう(祈)
(詳しくは「大阪府立勝山高等学校」HPの卒業生のページで!)
しかも世話人のおひとりは私どもフォークソング部のOB!
ああ~、どうやら私どものOB会もこの25期同窓会発起のきっかけになったかも~~。
そうならうれしいですね~。
同窓会の準備をすれば、
すでに亡くなったかたがいらっしゃるという悲しい情報があったり、
消息を尋ねないでくれというご意向もあったり、
やはりいくら探しても見つからない方が多かったり、
さまざまに苦しい事があります。
でも、同じ場所でほんの一時期、苦楽を共にしたことを思い出すことで、ひょっとしたらこれからの自分を発見できるかも知れません。でも、
「今の私にはそんなものは必要ない」
と思う方もいらっしゃることでしょう。
私はそれも良いと思います。
「今を生きることが最重要だ」ということですからね?
でも、もし、
「あの頃の自分に会いたい」
と思われたら、ぜひ同窓会(OB会)を覗いて見てください。
気のおけない仲間の顔を久しぶりに見るのもいいもんですよ(笑)
ケンカしたことすら笑い合えます!